烏龍(ウーロン)茶

お茶の種類 烏龍(ウーロン)茶

烏龍茶は中国茶の一種で、中国茶の7分類(緑・白・黄・黒・青・紅・花)の中の青茶に分類され

るお茶です。

茶葉を発酵途中で加熱して止め、半発酵させたもので、これによりお茶の香り成分「テルペン

類」が最も引き出され、薫り高い「烏龍茶」となります。

発酵度合いは、銘柄によってまちまちで、発酵度合いが低い物ほど緑茶の味わいに近く、高い

物ほど紅茶に近い味わいになります。

生産量は中国福建省が最も多く、台湾がそれに続きます。

 

烏龍茶の代表的な銘柄

●凍頂烏龍茶

台湾を代表する烏龍茶。緑茶に近い味わいと清涼感のある薫りが特徴。もともとは大陸から持

ち帰った苗を台湾の凍頂山で栽培したことが始まりですが、1970年代頃からの品種改良やブ

ランド化に成功し、今や台湾全土で栽培されている人気の台湾茶です。

 

●東方美人

台湾の高級烏龍茶。発酵度合いが高く、ダージリン紅茶に似た味わいがある。元来害虫であ

るはずのウンカに新芽を吸わせることで、蜂蜜のように甘い香りのお茶に仕上がる。ウンカを

利用するため農薬が使えないので完全有機栽培のお茶としても有名です。

 

●武夷岩茶

中国福建省北部の武夷山市で生産されている茶で、岩山に茶木が自生していることから岩茶

といいます。薫り高くコクがあり、岩からミネラル分をたっぷり取り込み、周辺に多数自生する薬

草の成分も取り込み、味わいや香りだけでなく健康にもとても良い茶とされています。中でも「

大紅袍」は、大変貴重なお茶で、歴代皇帝だけが飲める究極のお茶として有名です。

 

●鉄観音

鉄観音種は福建省の安渓県で生まれた品種で、今は台湾でも栽培されています。芳醇で濃い

味わいですが、後味は甘いのが特徴。日本で烏龍茶が飲まれ始めた頃にブレンドされ有名に

なりましたが、実は生産量は烏龍茶全体の5%程度しかありません。

 

●水仙

広東省と福建省で栽培されています。

甘い香りとさっぱりした味わいが特徴。

武夷山の祝仙洞で最初栽培されたことからはじめ「祝仙」と称しましたが、現地の発音では「

祝」と「水」が同じであることから「水仙」と名づけられました。

香港では一番有名な烏龍茶だそうです。

烏龍茶の茶葉はとても小さく丸まっていますが、非常に大きく開くので、淹れる際には茶葉の

量は少なめで充分なので入れすぎに気をつけましょう。

また、一煎目は茶葉を開くこと、器を温めることが主目的になるので、二煎目以降、四煎くらい

までがじっくり本格的な味わいを楽しめる目安です。

 

本場中国ではあくまで福建省や広東省など限られた地域で飲まれているもので、砂糖を入れ

て飲む場合も多いということです。

またペットボトル飲料でも、加糖・無糖のものがあり、どちらかといえば加糖のものが主流となっ

ているようです。

 

日本でもすっかりおなじみになっている烏龍茶ですが、発酵度合いの幅もあり、銘柄によってさ

まざまな味わいが楽しめます。

時には飲み比べをしてみるのも楽しいかもしれません。

 

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